一日一ブログ書ければいいなと思いつつ、年末年始の慌ただしさで中断してしまいました。
ブログでさえこんな調子なのに、数日前の記事で書いた140日参りをよくやれたものです。若かったなぁ。
ところで、年末におせち料理を作りながらまんぜんと流していたテレビで、なかなかの衝撃を受けた番組があり、タイトルは「消えたブロガー〝アミナ″」でした。
超要約すると、シリア在のレズビアンの少女アミナが「A Gay Girl in Damascus」というブログを通じてシリアの現状や政治的問題などを発信し、それに様々な人々や西側諸国が巻き込まれていくという話。
途中アミナの安否が不明になるところから助けようという人々の熱狂が始まり、西側の公的機関も動くという大変な事態に至るも、実はアミナという少女は実在しない、ネット上で作られた存在であったというのが真実。
しかもアミナの正体はアメリカ在中の得体の知れないオジサンという顛末。
虚構の世界で発信された虚構の人物の物語が、現実の世界の人々を煽動し、世界を動かし、アミナに心を寄せた人達を傷つけてしまうというやるせなさ。
この番組の見所は問題提起が複層になっていて、宗教、政治、戦争、ネット社会の危うさ、ジェンダーの問題等、どの視点から切り取っても深く考えさせられる、それがこの番組のすごさだったと思う。
だから観終わった後もぐるぐる頭の中で内容を反芻しては、自分なりに考えてはみるけれど,
けっきょく純粋に怖ろしかった。
ネット社会への問題提起という意味でも、とても不安を感じる、後味の悪さがあった。
ネットの情報をうのみにする怖さから始まるが、最後は人間の尊厳とは何かというところまで行き着いてしまう。
複雑にいろいろ考え込んでしまう番組でした。