2018年1月15日月曜日

天と地と

昨年末、北方三国志を読破したのち、年明けから「天と地と」を読んでいます。

戦国武将で誰が好きだと問われたら、私は絶賛謙信なのですが、神仏への尊崇がひとかたならぬお方ですね。

謙信といえば毘沙門天。

先日マツコの番組で和菓子のとらやさんの社長が出ておられましたが、とらやさんも代々の毘沙門天信仰のようですね。

老舗、名家というのは特別な慣習をもっているものです。

「天と地と」に戻って、謙信はある時全てを投げ打って出家を試みるわけです。

誰にでも人生の半ばで、何もかもが嫌になってしまう事があります。

人によっては生きる事をあきらめてしまう人もいるでしょう。

物語の中で、謙信は信仰があったために、信仰に生きようという考えに至りました。

心の軸になる絶対的に信ずるもの、自分の中の揺るがないもの。

苦しい時にすがるもの。

生きていく上で、精神の支柱になるものが人間には必要で、それは神仏への信仰であったり、家族への愛だったり、自分の夢だったり、自分を支え奮い立たせてくれるものを、心の中に持たなければいけません。

そのような心の軸がない人は、いざ苦境に立った時に、ただ寂寞とした心で立ちすくむしかないのではと思うのです。

それはとても孤独で、つらい事でしょう。

そのために、他人をあてにして依存するようにもなります。

心の中に救いを持つこと。

それは自ら作れることなのです。

鑑定では、そういったところから、始めなければいけない事もあります。

何かがすぐに良くなるわけでもなく、時間もかかる事ですが長い目で、地に足をつけて生きて頂くためにも、絶対に必要な事なのです。

KARUNA TI LA 占いの小部屋 ブログ終了します

 2015年1月1日に開設したこちらのブログ、ここ数年は放置になってしまいましたが、運営を終了いたします。 9年も経ったなんて、感慨深いですね。 9年前なんて、まだ30代だった・・・(汗) 歴史が詰まっています。(涙) KARUNA TI LAを始めてから、こんなに年数が経ってい...