秩父にはタモリの喜ぶ地層や謎の古代の遺物がたくさんあるわけですが、謎の哺乳生物もいるのですよ。
パレオパラドキシアという、カバに間違われてしまう奇獣が、札所33番の近所にいるのです。
その昔、秩父は海でパレオパラドキシアは海凄生物だったんですって。
キュートな生き物ではありませんか。
楽しい寄り道はこれくらいにして、札所巡礼へ戻ります。
33番はバス停からてくてく歩いて30~40分くらいでしょうか?
道のりの途中に色鮮やかなポピーが、とてもキレイに咲いています。
赤が目に眩しいほど。
歩き巡礼は大変ですが、自然豊かな景色が癒やしてくれたり、風情のある古い民家があったりと、飽きることはありません。
33番菊水寺は曹洞宗の禅寺です。
入口には昔近くにあった違うお寺の名前が。
その脇に薄い字で本来の菊水寺と刻まれています。
正面からだけ見たら間違えそう。
33番のご本尊は埼玉県指定文化財の彫刻部門の第一号指定だそうです。
秩父のご開帳は12年に一回ですから、次の午歳はまだまだ先ですね。
この日、本当は五つの寺を巡礼する予定だったのですが、昼から雨との予報だったため予定を変更、33番だけお参りして近くの「星音の湯」でくつろいできました。
そのうち予報通りザーザー降りの雨になり、予定変更して良かったね~と言いつつ、温泉でのんびり。
ここの足湯の底に、セラミックボールという小さな丸い玉状のものがびっしり敷き詰めてあって、これがなかなかマッサージ効果で気持ち良いのです。
今回はカバっぽい奇獣を見て、お参りして、風呂に入って、となかなか盛沢山な巡礼旅でありました。