一覧してみると、このご神紋の由来は何かな?とかいつもと違う角度で興味が湧きますね。
紋にはほとんど知識がないので、勉強がてら調べてみました。
だいたい自分の家の家紋を『だんご』と呼んでいるくらいですからね。
『三つ星だ!』と主人にいつも訂正されるんですが。
さて本題に戻り、門客人神社、天津神社、宗像神社は柏紋でしょうか。
宗像さんは大元は楢紋らしいのですが、お氷川様の摂末社は柏紋が多いですね。
柏餅の柏ですぞ。その昔、神様のお食事を柏の葉の上にお供えしたそうな。
独特な香りのものは邪気を祓うともされますからね。
その柏の紋が神社ごとに各々少しずつ異なります。
門客人神社さんは謎多き社ですが、亀甲に柏が入っているようです。
松尾神社は「立ち葵」。
この立ち葵紋は右離れと左離れでまた異なるバージョンになるそうで。
紋の世界は奥深いですねぇ。
お稲荷さんはもちろん、「稲」。
天満神社はもちろん、「梅」。
ほうほう。
しかし、最もドラマチックだったのは、御嶽神社のご神紋です。
「丸の内に三つ引」もしくは「丸に三つ引」になるのでしょうか?
この紋の由来の説として、普寛行者さんの考案で、丸が宇宙、三本の横棒の真ん中が大日如来を表し、上が不動明王、下が摩利支天を表しているという、なんともダイナミックな神紋ではありませんか!
このシンプルこのうえない紋に、宇宙的規模で神仏が表現されているという・・・
普寛行者さんの神社は秩父にあるので、三峯へお参りの際は、立ち寄ってくださいまし。
神紋についても調べ始めるとキリがありませんが、この切り口で神社を学ぶのもなかなかためになります。
かねてから氷川神社の禁足地はいったいどういう事なんだろう?と考えていましたが、その謎が一部解けました。
写真は蛇の池。
パワースポットという言い方は、なんだか観光地みたいで、神聖さがないがしろにされているような気がします。
どこへ行くにしても、くれぐれも、観光気分で荒らさないように、気をつけましょう。
ここ最近、いろいろ整備されてご神水も気軽に頂けるようになりましたので、吉方位でお水取りされるのも良いと思います。
事前と事後に神様にご挨拶をしてください。
お水取りは必ず清めてからですよ。
吉方位だから、ただお水をもらってくれば良い、という事ではありません。
取るというより、取らせて頂く、授けて頂くという心の持ち方が大事です。