先日、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の『ベルギー奇想の系譜』を見てきました。
謎がふくらむ奇想天外な不思議ワールドにウキウキワクワク。
入口で今回のマスコットらしいラッパねずみ?を見つつ、「こんなねずみが書けるようになったら画家に転身するわ」と宣言。冷笑を買う。
我が家の家系は絵心のある人物が何人か出ていますが、私は見るほう専門。
それはさておき、入口からかっ飛ばしてるな~、という感じの映像(ラッパねずみ大活躍)と、玉虫色なミッシリの昆虫で出来たうさ耳さん(ろばかも?)がヨロイを着てたりとか、始めから期待膨らむ謎ワールド。
西洋の7つの大罪をモチーフに人間の業を皮肉った絵画などを観賞する。
それも説教くささがなく、なんかよくわからない妖怪だか変態だかモンスだかが嬉々として、怪しい活動をしているので笑ってしまう~。
地獄の表現も仏教的な世界観とはまた違って興味深い。
今回着目したのはアンソールの絵画で、とても明るく綺麗な色合いとタッチで、毒々しいものを描いておりました。
病んどるなぁといった世界観です。
奇想というだけはあって、いろいろと固定概念が馬鹿馬鹿しくなる展示の数々でした。
人間の闇とか暗部を描くというと、近頃の表現はグロテスクでエグいだけ、という感じがするのですか、今回見たわけのわからんモンスで皮肉に満ちた表現は、想像力を大いに刺激してくれるし、不思議と一定の品性が保たれているのは、やはり画家のなせる技なのかしら。
ラッパねずみがねずみなのかも不明なまま、いろいろと消化不良を起こして楽しめる、奇妙奇天烈な展覧会なので、ご興味のある方はいそぐべし。もうすぐ千秋楽ですよ。