2016年12月24日土曜日

百日参り

ともかく運気が悪くて、もうどうしようも手の打ちようがない人には、百日参りをしてもらいなさい、と言われる最後の砦のような百日参りのお話です。



通常は何かの願掛けのためや、行として行われる事のほうが普通と思うのですが、占いでも運気を変遷させるためにお勧めする事があります。



特定の神仏に文字通り百日間お参りします。



雨が降ろうが、槍が降ろうが、何が降ろうが、ただひたすら毎日欠かさず通います。



これは言うは易し、行うは難しでかなり大変です。



仕事や学校があったり、行事やら用事やら、家族がいたり、何やらかんやら日常生活は多忙なものですから、その中でやり遂げるのは本当に大変です。



もう何年も前、人に勧める以上はまず自分がやらねばと思い、毎朝歩いて15分くらいの神社へ140日間お参りを続けた事があります。



冬の自分の誕生日から始めたので、雨はもちろん大雪の日も、仕事の前にも休みの日もともかくただひたすら通いました。



早朝の真っ暗な中で拝む日もありましたが、日が出てから参拝する日は、朝の光に照らされる境内が輝いて神聖で美しかったです。



140日経つ頃にはもう季節も変わり、その頃には変にハイになっていたため「まだ通える」と逆に終わらせられなくなっていたのですが、140日目の参拝後にインフルエンザで寝込み、強制終了となりました。



後から考えると、見えない意志で終わらせてくれたのだと思います。



数年ぶりのインフルエンザは苦しかったのですが、溜まりに溜まった悪いものを出しきったというか、数日で完治した後は今までになく健康で、妙に晴れ晴れとした心持ちで、なにか不思議な爽快感を感じ、それまでとは異なる世の中の見え方が始まった感覚を得たのを覚えています。



言葉では説明しきれないのですが。



私のお客様で2年以上も日参を続けている方がおられ、このような人が神仏に愛でられないわけがないと思います。



地獄を見た人生の前半の分、これからは幸せな生活を送って頂きたいし、きっと神仏のご加護がある事でしょう。



がんばって千日参りを結願してもらいたいです。



「日参は間があいて飛び石になってもトータルで100日なら良いですか?」と聞かれる事があり、やむを得ない時は構わないと思いますよ、とお答えしていますが、本当は毎日続ける事が自らに課す行であり、行ける時に行こうという甘さとは本質的に異なることと思います。



本当にやり遂げるのは大変なのですが、得るものも大きいのは間違いありません。

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