前回の続きで、
限られた時間の中でみれるのは表面の氷山の一角です。
なので鑑定であまり良くない内容でも、短絡的に悲観する事はなく、ではどうしたら良いか?
を考えてみる事の方が大切です。
『悪いです』
『はい、そうですか』
で終わりではなく、ではどうしたら改善の道がありますか?とお客さんも主体的に取り組んでみてはいかがでしょう。
占いは、活用するものです。
どうも、前々回の鵜呑みにも通じますが、占いは一方的に与えられるものと思われているふしがあるようで。
お客さんの人生はお客さんのもので、誰も代わりに生きてあげる事ができません。
それに心の中すべてを完全に見透かす事は出来ませんし、本当はこうしたいという心の声は、拙くても自らの言葉で語って頂いたほうが鑑定も真剣味が増してくるし、それをベースに有意義に話を展開しやすくなると思います。
その時点で、たとえ有効な手立てがなくても、その時の精一杯で何か出来るかもしれないし、逆にじっと時を待つべきかもしれない。
鑑定は第三者である占者と話をする過程で、運命学の観点から冷静に問題を客観視しつつ、どのような取り組みが可能かを探究し、今後に活かすものであってほしいと願います。
お客さんと、占い師と、占いの神様の三位一体で運命を切り開く礎を築くような時間がもてれば、鑑定の価値も高まるのではないでしょうか。