2018年8月14日火曜日

都会のなかの不思議スポット

占いのご常連のK氏より

「先生、不思議なスポットがあるのでぜひ行ってみてください!」

との情報が寄せられ、謎スポットに興味津々な夫と先日行ってまいりました。

その場所とは、文京区小石川の『澤蔵司稲荷』さんです。

たくぞうすいなりさん。お名前も不思議ですね。

出かける前にの下調べでは、かなりのパワースポットであるとか、霊的な場所であるとかのブログ記事が見受けられ、なかなか期待がふくらみます。

しかも江戸時代には練馬、板橋の農家にも信仰が厚かったそうで、練馬と板橋のはざまにあるカルナティーラもご縁を感じずにいられません。

当日は大江戸線の春日駅をスタートに、まず近くの『こんにゃく閻魔』さんからお参りしました。

閻魔さまにこんにゃくをお供えするという、一風変わった風習の信仰ですが、昔はこんにゃくを作っていた土地だそうで、意外です。

実際たくさんのこんにゃくがお供えされていました。

片目の閻魔さまは、眼病に霊験があるそうです。

そして我が家がここで驚愕したのは、境内にお祀りされている『塩地蔵』さん!!

公式ホームページの塩地蔵さんはまだ地蔵さんの原型が見えますが、私たちがお参りした時は屹立する二つの塩の小山があるのみ!

地蔵さんはすっかり塩で塗り固められ塩の塔が並び立つ不思議な光景・・・

お堂の脇にかかっている錫杖を患部に当てて、病気治癒を祈るそう。

パソコン作業で疲労中の私は、右肩に錫杖をのせて祈ってきました。

珍しいお地蔵様にも遭遇して幸先のよいスタートを切り、お稲荷さんへ向けて出発です。

「えんま通り商店街」という所は、商店街というより新しいマンションが軒並み並ぶ通りで、人気のある土地柄マンションに変貌してしまったのでしょう。

文京区というアドレスは23区の中でもノーブルな感じがしますしね。

しばらく歩いて善光寺坂という坂を登ります。

猛暑のさなか、汗ダクです。(;^_^A

目的の澤蔵司稲荷さんへ到着。

本地仏、立派なお寺のご本尊は十一面観音さまです。

境内にはたくさんの石仏がお祀りされています。

変わったお姿の石仏も!コロポックル!?石仏も謎です。

そして本日の目的、『おあな』へ。

K氏いわく隕石の跡のようなすり鉢状のところへ、たくさんの鳥居があるとの事。

おあなの入り口からすでに独特の霊気が漂うといいますか・・・

さっそく階段を降りた我々は、今度は衝撃のほっこり体験をする事に!




大黒様の隣のお社の下に黒猫がスッポリはまって気持ちよさそうに昼寝をしているではありませんか!

微笑ましいほっこり風景です。にゃんこを驚かせないように通り過ぎ、霊窟の前へ・・・

霊窟自体は現在大きな石で閉ざされていますが、どことなく鬱蒼とした雰囲気のなか立ち並ぶ赤い鳥居は、昼間でも幽玄な空気を醸しているのであります。

大都会にも、たまにそこだけ異次元空間に入るような場所があります。

K氏の言葉に違わず、なかなかの不思議スポットでした。

王子稲荷さんや品川神社もそうですが、お稲荷さんの霊蹟は大都会の中でもミステリアスな所が多々ありますね。

参拝を終えて澤蔵司さんを後にした我々は、近くにある椋の木のご神木に感嘆しつつ善光寺坂を登り傳通院を過ぎて、小石川七福神の一角を占める福聚院さんへ。

古いお姿の大黒天さんがお祀りされています。武闘派のほうですね。

そしてここにも一風変わったお地蔵さんが!

ぜん息に霊験があるという『とうがらし地蔵』さんがおられます。

信仰する人がかけた、とうがらしのネックレスをいくつもまとっておられます。

期せずして不思議地蔵に出会う旅にもなりましたが、知られざる大都会の霊験スポットを練り歩き、素朴な民間信仰を垣間見る楽しい参拝でした。

K氏に感謝!

(Kさん、ブログの記事をもってご報告とさせていただきます。詳しい感想はまた後日お会いした時に・・・)


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