2019年2月20日水曜日

占いか詮索か

鑑定をしていてズレを感じてしまう事の一つに「世代間ギャップ」があります。

家族に関する相談で、上の世代から下の世代について聞かれる事がよくありますが、中には深刻な問題もあるけれど、そうでないものもあります。

特に年配の方が、ご自分達の過ごした年代の価値観のままで下の世代を評価してしまうと、今の感覚と合わずに理解し難い事も多々あるようです。

子供や孫が独身・同居ならまだしも、独立している場合は、精神的にも距離をもって接する事が大事と思います。

ご本人たちに頼まれてもいないのに、子供の事や孫の事で家庭事情をあれこれ聞くのは、ただの詮索になってしまいがちです。

何か聞いたところでご本人達に伝えられないようでは、せっかく占いの神様が示してくれた事も無駄にしてしまい、易神に対して無礼になりますから、意味のない鑑定はあまりしたくありません。

根本的に家族のコミュニケーションがうまく機能していないため、占いで聞いてみたいとなるようですが、なぜコミュニケーションが円滑にいってないのかにまず目を向けるべきでしょう。

しかし、「詮索」のために占いを利用するケースも少なくないので、困ったものです。

まして他人に関する事だったらなおさら。

一見いい人風でそうではないのが、「心配」を装って他人の事をあれこれ聞くことです。

他の人が、占いで事細かにあれこれ自分の私生活や内面の事を聞いていたら、不快に感じませんか?

とはいっても、ご相談者の聞きたい情報はきちんと見てあげたいし、モラル上の線引きは微妙なところ。

よほどひどいケースは少ないですが、目に余る場合はやんわりお断りするか話の目先を変えたりもします。

対象の相手が気の毒ですし、守秘義務があるからといって、見えない所で何をしてもいいわけではないのです。

やみくもに占い師、という前に「なぜ自分はそれが聞きたいのか?それを聞いてどうしたいのか?」を自分自身にも問うてみてほしいと思います。

そこからご自分の客観視ができる事もあるでしょう。

私は鑑定や研究の対象としての「星」に興味を持ちますが、ふだんそこまで他人に興味がわかないほうなので、なんやかんやと人目を気にしたり、他の人の事に顔をつっこみ過ぎる人には、ご苦労な事だなぁ~と内心嘆息してしまうこともあります。

これも性分の違いでしょうが。

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